僕の曲を他人に聴いてもらいたくない件

※「聴いてもらいたくない」ってのは自分から誰かに「聴いてよ!」って言って聴かせることで、リスナーの方が再生ボタンとかを自発的に押してリスナーの意思で僕の曲を再生するのはこの限りではないです。

はじめに

 僕は、他の人に僕の曲を聴いてもらいたくないです。理由はいろいろあるのですが、まあなんとなく書こうと思ったので書いてみます。後でこの文章が気に入らなくなったらこの記事は非公開にするかも(笑)とりあえず言っておくけど、他の人が「聴いて聴いて」って言ってるのに対して悪く言うつもりは無いし、むしろ自然な心理だと思います。僕はその自然な心理が働かないわけですね。

僕の曲は普通の人が想定できる音楽ではないから

 他の人の曲の売り文句って、「○○っていうジャンルです」「ボカロ曲です」「○○のようなイメージで」って風に何か特定の枠にはめて、そこから拡散を狙っているじゃないですか(偏見)。ですが、僕の曲って遊びで枠にはめた曲はともかく、ちゃんと曲を作ると、どうしても枠にはめるための制約が邪魔すぎて良くも悪くも自分独自の世界観に突っ走ります。なので僕自信もなんて言う言葉をはめて相手に曲を勧めるべきかわからないし、適当にこじつけて言ってもやっぱり相手も困るでしょう。

評判はどうでもいいから

 僕の曲を褒める人は好きだし、なんなら批判してくる人も「批判コメントを書いて投げるぐらいには僕の曲には価値を感じるんだな」って考えてるから好きだし(的外れな批判はさすがにスルーしてるけど)、なんなら評価なんかしなくても聴いてくれる時点で大好きなんだけど、僕の中でのそれらへの価値って、リスナーが自発的に発生させたものじゃないと意味が無いんです。あ、お世辞言う人は大嫌い。キモいから黙ってて。

 もちろん僕も作曲に対する向上心というもはモリモリなので助言をもらえたときはすごく嬉しいのですが、助言が一切無い状態でも自分の曲を自分自身で評価をして自分の力で上達するスキルはちゃんとあると自負していますので、別に助言されないのは困ることではない。

 「有名になりたい」とか「バズりたい」って方は居るしそういう気持ち自体はわかるのだけど、僕自身はそういうの究極に嫌で、ずっとディープウェブに身を潜めてたい。簡単に言うと光を浴びるのが相当嫌だし、自分の作曲の知識や技術を使って他のDTMerの実力を伸ばす裏方的な存在でありたい。世間に評価されることって意味もなく辛い過大評価されることだと勝手に思ってますしね。

ぶっちゃけ需要無いから / 聴くと気分を害しかねない曲だから

別に自虐的になってるわけじゃないし、むしろ需要が無いことは自分的には誇りです。
 まず、僕は誰かのために曲を作る、というのはぶっちゃけ言って(ごく一部のケースを除いて)無理な話です。というのも上の項で言った「枠にはめる」というのをちゃんとやらなきゃいけなくて、まず曲名とジャンルをちゃんと設定しないとほとんど飛びつく人が居ないしそもそもこの2を設定しないと曲の公開がほとんどできなくなる。曲名って何かしら曲のイメージを一文に落とす必要があるのだけど、僕の曲って音楽で音楽を表現してるだけ(絶対音楽の類)なのでどんな名前をつけてもこじつけなのですよね。なので「ロンド」とか「スケルツォ」「ノクターン」とかクラシックっぽい無意味なのをテキトーにつけたり、キーボードをガチャガチャうって無意味な識別子をつけたり・・といった感じ。あと、今ほとんどの人が聴きたい曲ってポップスだったりEDMだったりジャズだったりロックだったり、そこら辺の音楽だと勝手に思っておりますが、自分自身の話になると聴くのは好きでも真面目に作る気にならないんですよね。真面目に作ってないのをジョーク作品以外で人様に聴かせるのも相当失礼な話ですしね。
 それどころか普通の人が嫌がる「気持ち悪い」「ノリが悪い」「意味がわからない」といった類の音楽が僕は大好物で、当然好きなものを作りたいじゃないですか。ですがやっぱり自分が作ったものは別に凶器として作ってるわけではないので自分の曲で誰かを嫌な気持ちにはさせたくないわけです。だからこそ自分だけの音を目指して人の目を気にせず突っ走りたいですのよね。こんなやり方しててもたまに純粋な気持ちで「よくわからんけどあんたの曲は好き」って言ってくる人が居るので言われるたび内心ビビりながらも笑顔で「ありがとう」してます。嬉しいのは事実ですしね。あ、お世辞は帰って。

しつこくしたくないから

自分の曲について長々と喋ったり、永遠と自分の好きなことの話題ばかりするクソヲタク、居ますよね、たまに。僕自身の話で言えばしつこくされても流す能力はちゃんと持っているから別に問題ないんだけど(こういうのはうなずいてるけど一言も聞いてない)、やっぱり人によっては気分が悪くなるし、複数人の場だと雰囲気悪くなるし問題なんですよね。自分の曲について話すと自分がクソヲタクになりかねないので自重します・・って数週間ぐらいやってたらそもそも喋るのがめんどくさくなった。まあ他人に対して苦言を呈する(変えようとする)前にまず自分が変わりなさい、というよくある話なのです。

僕もぶっちゃけあんたらの曲は興味ないので

オチがこれかよ。正直「型にはまった音楽」というか「優等生の音楽」と言いますか。そういうのを聴いての第一印象はここ数年ずっと「だからなに?」なんですよね。なので僕に押し付けてこられないようにも、僕からも押し付けないようにしてます。本音を言うと、型に作った音楽を作る行為に対して僕は作曲という言葉を使うことを認めてないです。勝手に思ってるだけだしどうでもいいけど。

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