VSCO (Versilian Studios Chamber Orchestra) 2 Pro レビュー 5.あとがき

今までVSCO2Proの各収録楽器についてダラダラ書いてきまして、やっとあとがきが書けるんですけど、この記事が一番重要なこと書いてるかもしれない・・笑

まとめ

・この音源はそんなに派手じゃない
・低予算オケの味方

あとがき

 VSCO2 Proの取説の「Not Hollywood」の文字にもあるように、この音源は劇伴系の音ではない方針で設計されています。なので、ハリウッド系の音の流行りに乗ってるところも感じる最近の定番オケ音源に比べると音の端切れはそんなに良くなく、音そのものもやや小ぢんまりとしています。
 ですが、それ故小回りが効くところがあると感じます。確かに小回りさせるの手間もありますがデータ入力のコツがなんとなくわかってしまえば後はそんなに苦ではないと思いいます。DTMでオケやる時点で苦だって・・?それもそうね・・。
 あと、この音源はとにかくパソコンにやさしいです。筆者の現PCはメモリ32GBで、Vienna、SpitfireやEastwestといった大御所でフルオケを書くにはかなり厳しいものがあるのですが、VSCO 2 Proはたくさん立ち上げても大丈夫です。ストレージも外付けHDDからで十分ロードが間に合います。なのでPCやストレージにあまりお金を使えないけどオケを書きたい、という場合にもおすすめできます。

 まだフルオケ曲をこの音源で書いてないので想像での言及になってしまいますが、ブラームスの4つの交響曲やリムスキー・コルサコフの「シェヘラザード」のような曲には相性がいいイメージを持ちました。逆にチャイコフスキーやマーラーのようなタイプのものは厳しいものを感じます。
パソコンのスペックがあったも、あまり音響的なインパクトを求めすぎないオーケストラを書いてみたい、という方にはオススメです。

 余談ですが、全楽器にマイクロチューニングスクリプトを機能させることができるので、Kontaktのフルバージョンをお持ちの微分音勢にもオススメしちゃいます。笑

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